会期ぎりぎりになってしまいましたが富山県立近代美術館に見に行ってこれました。
藤城清治さんの展示を見たのは初めてでしたが、若い頃から現在に至るまでの作品の移り変わりが拝見できてとても参考になりました。
展示の仕方もとても工夫されていて、やはりどういう風に作品を見せるかというのはとても重要なんだな〜〜と思ったり。
鏡と水槽を使った展示があり、無限につづくメルヘンの世界はまるで異世界として本当に存在しているのではないかと思ってしまってとても惹き込まれました。思わずずーっと見つめ続けてしまいました。
きっと本当に存在するのでしょうね。
そう思ってしまう程、藤城清治さんの描く作品の登場人物たちは「生きている」感じがしました。
惹き込まれる作品の登場人物というのはやはりなにか実際に「生きている」と思わせる説得力がある気がします。
自分もそんな風に登場人物たちを描いてあげられるようにならなくては、です。
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作品はどれも本当に「メルヘン」という言葉がピッタリのものばかりで楽しく優しい気持ちになり、メルヘンの世界を愛していらっしゃるんだな、というのがひしひしと伝わってきたのですが、
会場の中盤、チケットにも印刷されている「夕陽の中の愛の奇跡」という作品のキャプションで、
「地球はメルヘン以上にすてきで愛にあふれている」とおっしゃっていて、
こんなに素敵にメルヘンを描けるのは、地球の素晴らしさを知っていらっしゃるからなんだなと
メルヘン以上に「この地球という現実」が素敵だとおっしゃっていて、とても感銘を受けました。
なのでその後に続く、東北の被災地を描いた作品がとても胸にささりました。
メルヘン以上に素敵で愛であふれた地球の、時折見せる厳しさ。現実。
それでも命はたくましいんだ、と 強いメッセージが込められていて涙が溢れてしまいました。
作品にたくさん心を動かされた展示でした。
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その日は美術館に展示を見に行く前にりんご狩りに行ってきました^^
テンションあがった!
大事に育てられたりんご達がいっぱい。
もぎたてのりんごを青空の下でほおばる贅沢…!
食感が全然違う!パリッ!てしてる!
お腹いっぱい頂きました。幸せ。
良い一日でした〜。